新・土と生き物

交替性転向反応

2025-10-30 19:12:58
目次

午前

  • Rゼミ

  • 個人ゼミ

午後

  • Rゼミ

  • 卒論手伝い(野外調査)

  • 資料作成

バタバタした日々を過ごしている。

そんな中、投稿中の論文が進展したので、ややモチベーションがあがった。

藤井聡太 vs 伊藤匠、の王座戦。終局後のインタービューは見ていて、とても感動した。

藤井8冠を唯一人切り崩し続ける同世代の天才。天才が同じ年に生まれたという奇跡。10年、20年は、この二人のライバル物語を楽しめそう。

授業ネタを探していたら偶然、交替性転向反応の文献を見つけた。

臓卵メスやオスを接触ないメスは、より転向反応(右→左→右→左)が強くなることが示されている。

転向反応は直進性を高めると解釈できる。

臓卵メスは動きが鈍いので、効率良く逃げる仕組みが必要なのだろう。

交尾経験がない個体は交尾相手を探すために、やはり効率的に動く必要があるのかも知れない。

材料はワラジムシを使っている。交替性転向反応の研究は多いけど、まだ、こんなネタが残っていたのね。勉強になりました。

Okada K., Kumano N. (2022) Reproduction‑related interactions and loads induce continuous turn alternation leading to linearity in a terrestrial isopod. The Science of Nature, 109: 23.

この記事を書いた人

SK

ダンゴムシ・ワラジムシを研究しています! https://diversity.jpn.org/kara/index.html